百人一首

第7弾 院京 昌子

「百人一首」をテーマに、New York 在住の書道家・院京昌子さんが、2014年4月16日に来日、4月22日まで当ホテルに7日間滞在し制作いたしました。
院京さんは「平安時代(王朝貴族)の優美さを表現したい」と、その時代に花開いたとされる「仮名文字」で、日本の美を表現いたしました。
伝統的な書道のスタイルを重んじながらも、自由な発想で書を作り上げている院京さんは、客室の壁の面を屏風に見立てるという大胆な空間コーディネートをいたしました。部屋の入り口から歌番号順に百人一首を百首書きこみ、日本の四季を表すべく「雪月花」と大きく揮毫。天井は黒一色で塗りつぶし、金の仮名文字で流星群を書き込みました。ベッドと反対側の壁には、雨のように見立てた文字が並びますが、これも百人一首。また、窓際の柱を床の間に見立てて掛け軸を飾りました。天井には星、壁には「雪月花」と雨、バスルームには雪景色の富士山と、都会にいながらにしてこの部屋で、日本の四季・自然を感じていただけるのではないでしょうか。
「アーティストルーム 百人一首」で、仮名文字の美しさをどうぞご覧ください。

Room #3119  |  完成:2014.04

Artist’s Message

平安時代(王朝貴族)の優美をテーマとし,お部屋の壁の面を屏風に見立て、百人一首を描きました。

黒く塗りつぶした天井の流星群は平仮名で,雪で覆われた山,雨といった自然も同様に百人一首の中の歌を使って表現いたしました。

仮名書の美である余白と線の美しさを感じながら、落ち着いた空間を楽しんでいただければ幸いです。

院京 昌子

“日本の美意識が体感できる時空間”

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